ALSとは

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)が主に障害をうける病気です。


からだを動かすための神経系(運動ニューロン)が何らかの原因で変性してしまうこと。「変性」とは神経細胞やそこから出ている神経線維が徐々に壊れてしまう状態をいい、壊れてしまうことにより、神経から筋肉に命令が伝達されなくなってしまいます。
命令が伝達されないと筋肉はだんだん萎縮し力が入らなくなってしまう病気です。

(参考文献:一般社団法人 日本ALS協会 さまHP

「浜松医科大学第一内科 宮嶋裕明先生」の
お言葉より)

謎が多い病気

同じようにALSを発症し、悩みショックを受けている患者さん向けにメッセージを送ります。

ALSは症状も出方も進行具合もこれといった一貫性がありません。
つまり謎に包まれています。

また、生活環境と「ALSという病気」の捉え方が人それぞれ違います。
こういったことからも、一層ALSをより難しい病気と認識づけているのだといわれています。

医学書を読んでいると、絶望的に感じ「人生終わった」と感じることでしょう。

しかし実際は、医学書をじっくり読むとどこにも「同じように進行する」とは書いていないのです。
「いまの医学ではまだまだわからない事がたくさんある。何が起こるかわからない」

つまり「何が起こるかわからない」はいかようにも受け取れる。

未来が良い方向に向かう可能性もある訳です。

もちろん、周りの方のサポートなしでは生きていけない状況になるでしょう。
前もって起こり得る未来を把握し、「では今なにが出来るのか」
「どんなことをしたいか」を想いながら出来ることを行っていく。

近い将来、治る病気になるはずです。
それまでは何としても乗り越える、乗り越えてやりたいことをやる。
そんな気持ちを持ち続ければきっとまた「何かが起こる」でしょう。

(参考文献:一般社団法人 日本ALS協会 さまHP
 佐賀県支部支部長 中野玄三さまのお言葉より)

※ 参考に掲載させていただきました
「一般社団法人 日本ALS協会」のHPはこちら

一般社団法人 日本ALS協会